動物病院 川越

動物病院川越 岩崎院長より

就職先を探している獣医の学生の皆様、まずはこれまで一生懸命勉強してきたこと、本当にお疲れ様でした。 これから新人獣医師としてさらなる成長を遂げて行く事を祈っています。 これからは臨床の現場があなた方の居場所です。大学以上に、さらに厳しい世界です。でもその分充実してやりがいの溢れる素晴らしい所です。ぜひ頑張って下さい。期待しています。

さて、動物病院川越は、来年度勤務獣医師を募集することになりました。 当院は現在開業16年目、獣医師3名、動物看護師6名、トリマー3名の病院です。 一般診療をしっかりと、そして腫瘍診療を専門的に行っております。内科はもとより、外科に力を入れ、整形外科や肝臓・胆嚢まで手術対象としております 自分は、「代診を抱える院長には、代診の先生を一人前の獣医師に育て上げる義務と使命がある」と考えています。自分が代診時代に、さまざまな院長に接する中で痛切にそう感じました。

みなさんにはこれからのご自分の人生を考えて、しっかりと就職先を選んで頂きたいと思います。大げさな言い方かもしれませんが、最初に勤務した病院の影響はその後の獣医師人生を大きく左右します。

実際の現場で小動物臨床獣医師に必要なことは、患者様(動物達)への愛情、飼い主様への思いやり、そして最先端の知識と技術、十分な臨床経験です。どれだけ多くの知識と素晴らしい技術を持っていても、愛情と思いやりがなければ診察さえ出来ません。また、どれだけ患者様への愛情と飼い主様への思いやりがあっても、十分な知識と技術がなければ、しっかりとした治療をする事さえ出来ません。 患者様に愛情を注ぎ、飼い主様を思いやりながら最先端の知識と技術で治療にあたる。そんな獣医師を育てていきたいと考えています。

さてここからは当院のアピールをさせて頂きます。まず、もし自分が新卒の獣医師だったとしたら、間違いなく就職先として当院を選びます。その訳は、

①診察できる症例数が多い=獣医師としての十分な経験を積める

現在獣医師3名が1日フル稼働してもまだまだ忙しい状態です。当院で経験する症例数は間違いなくトップクラスです。若いうちに症例をいかに多く経験するかが大切です。どれだけ勉強していても、実際に見たことのない症例はまず見落とすと思います。1例でも多くの症例を経験することで、獣医師としての技量が上がっていきます。また、同じ病気を何例も見ることも大切です。繰り返し同じ病気を診察し治療していく中で本当の意味での病態が理解できるようになり、治療結果を最良のものに出来る様になります。

②最新の獣医療を学べる=獣医師としてのスキルが上がる

病院として常に上を目指しています。新しい病気や治療、外科技術など、常に情報を収集しレベルを高めています。その為に講習会などは当たり前として、外部の講師をお呼びして、外科から内科まで最新の獣医療が学べ、身に付けられる体制をとっています。例えば当院では獣医師全員心エコー検査が出来たりします。

さてここまでは当たり前のことを話しました。ここからは当院の本領発揮です

③外科ができる=獣医師としての外科技術が身に付く

助手として数回手術に入った後で、いきなり一人で手術をしてもらうわけではありません。個人の技量を見極めてからの執刀になります。技量の見極めは作成して頂いたサージカルガイドで判断します。当院では去勢避妊でも、サージカルガイドを自分で作成してもらいます。狙いは、外科技術をどうやって上げて行けばいいかその方法を学んで頂くことです。一昔前のように院長や先輩獣医師のOPEをただ見て、その後自分でとにかくやってみようという時代はもう終わりました。今の時代の外科は、十分に座学を学習し、先人のOPEを見て、その上で自分でイメージトレーニングを行い、サージカルガイドを作成し、初めて行うOPEから完璧な外科を行わなければなりません。その為には外科の勉強の方法論から学ぶ必要があります。完璧なサージカルガイドが作れ、外科解剖をしっかり理解していれば、最初のOPEを成功させた段階で、外科医としては相当なレベルまで達していることになります。「これからの外科医は理論で手術を行え!」です。

④開業獣医師に必要な1番大切なスキルが身に付く=開業したらイケテル病院になれる

なぜ同じように大学で勉強して同じように代診をして開業したとたんにそれぞれの病院に差が生まれるのか。その答えは間違いなくあります。そしてその答えは自分の力で身に付けることが出来る代物です。身に付けるのは自分ですが、その為の手助けや道案内は出来ます。

⑤動物病院の経営まで学べる=開業してからではなく開業する前の段階から一人前の経済人に成れる

獣医師としての能力と経営者としての能力はまったく別物です。これからの時代はその両者が無くては成功しなくなると考えています。これまでの動物病院は獣医学のことは学べても、経営の事を学べる環境はほとんどありませんでした。わかりやすく説明すると、当院では経営状態は代診の先生方にはフルオープンです。

⑥すべての症例を把握し治療内容まで理解できる=自分で診察した症例だけでなく来院した症例すべてが自分の経験になります。つまり通常の倍以上、3倍4倍の経験を積めます

当院では診察終了後に毎日ラウンド(症例共有検討会)を行っています。ラウンドを行う事で、すべての症例を全獣医師が理解把握しています。新人獣医師にとっては先輩たちの考えや治療方法を学べ、その上自分の診察した症例へのアドバイスや、病気・病態・検査・治療・結果についての理解を深めることが出来ます。毎日60~80症例を診察しているのと同じ効果が得られます。それだけでなく、診察中に何を考えてどうお話しすればいいかなどなど、診断治療以外の実は一番大切な所を磨くことが出来ます。今までの経験上毎日のラウンドが新人獣医師を育てる為に一番重要な役割を果たしていると思っています。

長く書き過ぎましたが、最後に、新人獣医師にとって最初の2年間は一番大切な時期です。獣医師になって最初の2年間は緊張感と向上心で入ってくるものすべてを吸収できる黄金期間です。この2年間の努力がその後の獣医師人生を方向付けると言ってもいいくらいです。ですから当院では最初の2年間は徹底して勉強するように仕向けます。入れられるだけの知識と経験と技術を2年間で頭と体に詰め込んで頂きます。一度見て頂ければとも思いますが、勉強する為の書籍やDVDを山ほど用意してあります。定期雑誌はもとより、内科から外科まで壁一面の書籍があなたをお待ちしています。 2年間耐え抜いた後には自分でも驚くほどの成長を約束します。そして共に獣医師としての高みを目指し頑張っていきましょう!!

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